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 スーパードルフィーが「半完成品」だとするなら、このl'Air Ageha(以下、Agehaさん)は「完成された」人形。人形作家カヤ・キヤンさんの手による現代創作人形。ほんのり薔薇色を帯びたきめ細やかな肌はビスクでできています。だから当然、硬くて冷たいのですが、それでも触れるとあくまでなめらかで、まるで少女の肌に触れているかのような錯覚を覚えます。SDに比べて、しっかりした骨格、凛々しいお顔をしていて、よくみるとちょっと少年っぽい要素もあり。
 
 目は閉じられたまま。いわゆる「睡り目」のお人形。
 でも、それは浅い夢の中にまどろんでいるだけで、今にも目を開けるのではないかと……
 見ていると、ふとそんな想いが浮かびます。
 
 カヤさんの作品に最初に巡り会ったのは、とあるドールショップのサイト。ラプソディ・シャン・ジュネ(白雪猫)と名付けられた少女人形でした。すっと通った鼻筋。愛らしいのに意志の強そうな、有り体に言ってしまえばいじっぱりな口元。その時はじめて「現代創作人形」と言う分野を知り、それまで抱いてきた「ビスクドール」の概念がすっぱり塗り変えられました。
 
 その後、京都の昔人形青山/K1ドヲルを通じてAgehaさんをお迎えするに到った次第。
 笑美さんや千歌さんのお顔をフェイスアップする時は傍らに置いて首っ引きでお手本にしました。が……いやあ、思うように行かないもんでして(^_^;) プロってすごいなあ(当たり前です)全長60cm。よく見ると、少し、少年っぽい要素も兼ね備えているような気がします。
* お顔のアップ *

▲クリックすると大きな写真が表示されます。(ちょっと重たいです)

カヤ・キヤン作
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l'Air Ageha
 
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